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皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~みずみずしい一瞬を届ける🌞✨~
きゅうりは、ただの野菜じゃありません!
実はとてもデリケートで、日差し🌞や湿度💧、水の量💦、温度🌡️…
そのどれが少しでも狂うと、形や味が変わってしまうんです😳
だからこそ、きゅうり農家は毎日の気候変化を読み取りながら
まるで赤ちゃんを育てるように丁寧に見守っています👩🌾💚
1本1本に込められた愛情が、食卓のシャキッと感をつくっている✨
朝早く、まだ空が明るくなる前からハウスの点検👀
水やりの量、温度管理、害虫チェック…。
昼には収穫🌿、夕方には出荷準備📦
1日があっという間に過ぎていきます。
だけど、その分「今日もいいきゅうりが育った!」という喜びは格別💪✨
新鮮な野菜を自分の手で届けられる🍽️
季節や天気と向き合う“自然との対話”🌤️
消費者の「おいしい!」の声がダイレクトに届く💬
1本のきゅうりに、何十日もの努力と愛情が詰まっています🌱
きゅうり農家は、“新鮮さ”を届けるプロフェッショナル。
日々の努力が、夏の食卓を彩るあの「シャキッと感」になるんです🥒✨
今日のサラダに、きゅうり農家の想いが詰まっています🍴💚
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~やりがい~
目次
作期分散(早出し・抑制・越冬)/複数産地とのリレー/契約出荷で価格と天候のブレを平準化。
収穫・選別のボトルネックに合わせた労務計画(ピークの人員確保・交代制)。
**樹勢管理(摘葉・摘心・潅水・追肥のタイミング)**でサイズと曲がりを抑制。
選果基準の共有・治具化、**規格外の即時別流通(漬物・カット・加工)**で廃棄を最小化。
高設ベンチ/ツル下ろしの動線最適化、収穫コンテナの動力搬送。
温湿度・CO₂・日射連動の環境制御、潅水・施肥の自動化、収量・等級の日次ダッシュボード。
うどんこ・べと・ウイルス(モザイク)対策の予防ベース運用(換気・密度・抵抗性品種)。
高温期の遮光・ミスト・夜間換気、マルチの色替えやCO₂施用で品質維持。
EC・定期便・“朝どれ”発信、B2B(飲食・給食)との規格別価格表で交渉を簡素化。
産地ブランド・ストーリー・栽培カレンダーの公開で“推し農家”を増やす。
資材リユース・マルチ回収・省エネ暖房、水循環。
単位あたり利益(円/㎏・円/㎡)の見える化と、燃料・肥料の共同購入。
量販・青果バイヤー向け
「週○回・○kg/回」「L/2L比率」「曲がり率○%以内」「箱規格」「欠品時の代替ロット」まで数値で明文化。
外食・カット工場向け
「長さ×径の許容」「歩留まり試算」「洗浄方法」「異物混入防止手順書」を1枚仕様書に。
EC・直販向け
「朝どれ時刻」「栽培履歴と写真」「保存法カード」「規格外ミックスの割安セット」。
3プラン販売:ベーシック(家庭用)/セレクト(L中心・指定長)/プロユース(仕様固定・定期便)。
品質ダッシュボード:日収量・等級比率・曲がり率・廃棄率・気象を週報で共有。
作業標準:摘葉・誘引・収穫の“写真付きSOP”で誰がやっても同じ品質。
リスク管理表:病害虫の初発サイン、対応資材、48時間内の手順を可視化。
規格外の出口設計:漬物屋・飲食・加工ECとの事前合意価格でロスを値段に変える。
収量(kg/㎡・日)/L・2L比率/曲がり率(%)
規格外率(%)/廃棄率(%)/単位コスト(円/㎏)
直販比率(%)/リピート率(%)/欠品率(%)
労働生産性(kg/人時)/暖房・電力原単位(kWh/kg)
※ 週次で“1枚”に集約、翌週の作業計画に反映すると改善が進みます。
数値+物語:等級・長径・歩留まり表に“朝どれ時刻・写真・栽培暦”を添付。
欠品時プロトコル:代替ロット・代替サイズの事前合意で信頼を担保。
衛生・安全の見える化:手洗い・刃物管理・異物対策の簡易HACCPシート。
環境値:使用水量・プラ資材回収率・CO₂施用量の年間サマリーを公開。
毎日が“成果発表”
収穫箱が並ぶ瞬間に努力が形になる。数字でも手でも達成感を味わえる。
気象と対話する知的おもしろさ
温度・湿度・CO₂・日射を読み、樹勢と会話して最適解を組み立てる。
お客様の食卓が近い
「瑞々しい」「子どもがパクパク」――直販メッセージが励みになる。
仲間と作る“同じ品質”
SOPとチェックで、誰の列でも美しい収穫がそろうチームの快感。
規格外も価値に変えられる創意工夫
漬物・ピクルス・キムチ・ジュース…ゼロに近い廃棄を実現できる。
地域に根差す誇り
学校給食・地元飲食のメニューに“うちのきゅうり”。
学びが成果に直結
病害の早期発見・潅水の微調整が、その日の収穫とクレーム率に返ってくる。
次世代へ渡せる仕事
ハウス・土・販路・データという“資産”を引き継げる。
梅雨入り直前、曲がり率が上がった。
ダッシュボードを見ると夜間の低温+過潅水が原因らしい。
朝の潅水を控え、摘葉を1段進め、CO₂施用を早朝に。
3日後、L率が10pt回復、クレームはゼロ。
“見た目の勘”に“数字の裏付け”が加わると、畑は確実に応えてくれる。
収穫後に曲がり率と等級比率をホワイトボードに記入(写真で共有)。
規格外の即時出口(加工・直販)表を電話番号付きで掲示。
**摘葉SOP(写真3枚)**をハウス入口に。
週1回、**“朝どれ投稿”**と保存法カードをSNSに。
仕入・燃料の共同購入グループに参加して原価を1円でも下げる。
ニーズは「安定供給×規格均一」「省力スマート化」「病害・高温対策」「直販と関係性」「サステナブル経営」。
やりがいは「毎日が成果」「気象と対話」「食卓の笑顔」「チームの手応え」「廃棄を価値に変える創意」。
きゅうりは“日々伸びる作物”。
数字と観察をつなぐほど、収穫と信頼が積み上がります。
今日の一歩――曲がり率の見える化と規格外の出口設計から始めてみましょう🥒🌟
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~変遷~
目次
戦前から戦後の高度経済成長期にかけて、きゅうりは主に露地栽培で育てられていました。
地元消費が中心で、市場は地域の青果店や行商が担う。
品種は在来系が多く、曲がりや大きさにばらつきがあるのが当たり前。
栽培は季節に大きく左右され、夏場がピーク。
農家にとっては「地元の食卓を支える野菜」として、家庭菜園的な延長での営みも多かった時代でした。
昭和40年代以降、都市化と人口増加に伴い、きゅうりの需要は全国的に拡大しました。
ビニールハウスや温室栽培が導入され、出荷時期をずらす技術が普及。
品種改良が進み、曲がりが少なく、日持ちする品種が広まる。
集荷・出荷組合が組織化され、農協を通じて都市部へ大量出荷。
「きゅうりの等級・規格」が明確化し、農家は安定した品質を求められるように。
この頃から、農家は「量と規格を揃えて出す」ことに大きなやりがいを見出しました。
食の多様化・流通の進化により、きゅうり栽培にも新しい動きが生まれました。
長期出荷・周年栽培を目指して、暖房・環境制御の導入。
**養液栽培(水耕・ロックウール)**や、省力的な誘引・摘葉法が広まる。
外食産業やコンビニサラダ需要に合わせ、安定供給と均一サイズが求められる。
パック販売・カット野菜用など、新たな販路が登場。
農家は単に「作る」から「効率と品質を両立させる」方向に舵を切りました。
現代のきゅうり農家は、単なる大量生産から多様な戦略をとるようになっています。
**環境制御システム(ICT)**で温度・湿度・CO₂・日射を自動管理。
ブランド化・地域特産品化(「○○きゅうり」として地域名を冠する)。
規格外品を活用した漬物・加工品・直販など、6次産業化が進展。
消費者の健康志向に合わせて、無農薬・減農薬栽培・有機JAS認証が注目される。
SNSやECでの直販により、農家自らが情報発信し、ファンづくりも可能に。
きゅうり農家の歴史は、
露地栽培の時代(地域消費中心)
施設化と市場拡大の時代(大量流通へ)
効率化と高付加価値化の時代(外食・加工需要対応)
多様化とブランド化の時代(ICT・直販・6次化)
という流れで進化してきました。
きゅうりはどの時代も人々の食卓に欠かせない野菜であり、その背景には農家の絶え間ない挑戦と工夫がありました。
今後は、環境負荷を減らしつつ、高品質を安定供給できる仕組みづくりがより重要になっていくでしょう🥒🌱✨
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~選果・規格・販路・SNS~
良いきゅうりほど時間との勝負。朝どれ→選果→予冷→出荷を3時間以内に収め、規格と販路を固定化すれば、ロスは自然に下がります。直売・飲食・市場・ECで効く売り方の型を公開。💪
目次
収穫(6–8時):畝端で一次選別→保冷庫へ直行
選果(8–9時):曲がり・傷・長さ・太さで秀/優/B/加工に分ける
包装(9–9:30):トレー/袋詰め→ラベル(品種・日付・ロット)
出荷(〜11時):直売/飲食/市場/ECへ振り分け🚚
秀:L中心、色ムラ・曲がり軽微、艶良。
優:M・やや曲がり、軽微な擦れ。
B/加工:規格外はピクルス・塩もみ用・カット野菜で即活用。
日報に規格率(%)×販路を記録→翌週の作付と価格へ反映。📒
直売所:2〜3本パック198/248/298円の端数カット。朝どれPOPとレシピカード(塩もみ/浅漬け/ナムル)を常設。
飲食店:サイズ・曲がり指定をヒアリング→曜日固定便で信頼を積み上げ。
市場/量販:L中心の箱で揃え、**箱ラベルに“朝どれ・予冷”**を明記。
EC/サブスク:家庭用ミックス(秀優+B)のクール便。到着後の保存法をカードで。❄️
結露ゼロを目標に、庫内温度と外気の段階順化。
**エチレン源(熟果・果物)**と同梱しない。
箱は薄色で熱を持たせない、車内は直射日光を遮断。🚫🌞
価格は天候×供給量で週次見直し。
閉店30分前の1回だけ値引き(−20〜30%)。早値引きはブランドダメージ。
在庫速報はSNSと店頭で同時更新(“残り◯袋”)。📢
朝:収穫の写真+「本日◯時に並びます」
昼:食卓提案(塩もみ→水切り→ごま油+白ごま)
夕:在庫・値引き開始告知+翌日の見通し
ハッシュタグ例:#朝どれ #きゅうり #今日の副菜 #農家直送 🥒
青臭さが強い→レシピ同梱(塩もみ→水洗い→酢)で体験差を縮める。
曲がりが多い→パッケージを**“調理向け”**表示に、価格も連動。
傷/折れ→写真→ロット確認→即交換/返金を明文化。⏱️
収量・規格率・返品率・SNS反応・天候を1枚ダッシュボードで。
歩留まり×販路粗利を比較して**“売り切れる規格構成”**を更新。📊
梅雨前=浅漬け特集、夏本番=冷やし一本/棒漬け。
地元飲食・惣菜店と**“きゅうりウィーク”**を組んで回遊を作る。🎪
まとめ
朝どれ→3時間ルール→規格固定→販路別の型→SNS3コマ。この流れができれば、売り切る力はぐっと上がります。明日はまず、選果台の“秀/優/B”動線を描くところから。🥒🗺️✨
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~環境×給液×整枝×出荷~
きゅうりはスピード勝負の作物。**環境(温湿・風)×給液(EC/pH・タイミング)×整枝(果負担の配分)×出荷(温度管理)**が揃うと、収量と品質は一気に安定します。ハウス土耕・養液いずれでも再現しやすい“現場の型”をまとめました。✨
目次
単為結果性が基本(受粉不要)。節成り・曲がりにくさ・耐病性で選ぶ。
作期は地域とハウス性能で調整。高温期=遮熱/換気重視、低温期=保温/地温重視。
土耕:pH5.8〜6.5、塩類過多の圃場は前作残肥の洗い出し→元肥は控えめ。
養液:スタートEC1.5〜2.0 mS/cm目安、pH5.8〜6.3。*品種・生育で微調整。
地温:20〜22℃が根のご機嫌ゾーン。ベッド・畝のマルチ/加温/潅水温で調える。️
日中:24〜28℃/夜間:**16〜20℃**を目安に。
VPD(葉裏の乾き具合)は0.5〜1.2kPa帯が安定。加湿し過ぎはべと病の誘因。
換気→遮光→霧散水の順で過昇温を抑える。CO₂施用は朝の同化ピーク中心に。
日射比例潅水を基本に、朝は控えめ→昼ピーク→夕方切り上げ。
ECは樹勢と果負担で上下させる(樹が走る=上げる/硬すぎ=下げる)。
Ca/微量要素はローテで。急な乾湿差は曲がり・尻細りの原因に。
1本仕立て+つる下ろしが長期安定の基本。
1〜5節は雌花・側枝を整理→根張り優先。以降は側枝1〜2葉で摘心。
果数管理:若木は隔節着果、樹が乗ったら連続着果へ。
摘葉は下から古葉を少しずつ(一気に抜かない)。クリップ・フックはたるみゼロで。
べと病:葉に黄緑斑→換気・除湿、早期防除。
うどんこ:白粉状→風通し改善、薬剤ローテ。
斑点細菌病:水滴で拡大→散水時間の見直し。
ハダニ・スリップス・アブラムシ:黄色/青色粘着板+天敵/選択剤で早期対応。
ラベル遵守・希釈・間隔厳守。防除記録は次作最大の武器。
サイズ:一般規格はL(21〜23cm)中心。若どりで曲がり・尻細りを回避。
収穫時間:朝どれで熱負荷を最小化。
予冷:10〜12℃・高湿度でクールダウン(低温障害を避ける)。
包装:水滴NG、結露防止の温度管理→袋/トレー詰め→日付・ロット印字。️
日次:葉色・果色・先端の伸長、潅水ログ、ハウス温湿CO₂。
週次:摘葉・つる下ろし、フィルタ掃除、粘着板更新、歩留まりレビュー。
月次:EC・pHトレンドと収量/規格率の相関をチェック。
まとめ
きゅうりは**“リズム”の作物**。環境→給液→整枝→収穫→温度管理を同じ順番で回すだけで、曲がりと不ぞろいが減り、箱の満足度が上がります。次の一手は朝どれ→即予冷の導線づくりから。✨
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
目次
〜苗から収穫までの栽培の流れ〜🥒🌱🌞
VIVA DaD日誌へようこそ😊
今回は、きゅうりがどのように育っていくのか、その一生を「種まきから収穫まで」の流れにそってご紹介します。畑に並ぶみずみずしいきゅうりたちも、じつは多くの手間と時間をかけて育てられているんですよ🌿
きゅうり栽培は「種まき」から始まります。地域や栽培方法にもよりますが、春の気温が15℃を超える頃がスタートの目安。種をポットにまいてから、約5〜7日でかわいい双葉が顔を出します🌞
この時期はとてもデリケートで、寒さに弱いきゅうりのために育苗ハウスで温度や湿度をしっかり管理します。風通しを確保しつつ、日差しが強すぎないように遮光ネットを使ったりと、実は神経を使う作業なんです💧
発芽した苗は、すぐに本葉を出してぐんぐん成長します。この「育苗期」は、きゅうり栽培の土台を作る大事な時期。
苗が丈夫に育たないと、その後のツル伸びや実付きにも影響が出てしまいます。
水やりのタイミング、温度管理、害虫のチェックなど、まるで小さな子どもを育てるような気持ちで苗を見守ります👀
苗が10〜15cmほどに育ったら、いよいよ畑やハウスに定植(植え付け)します。
畝を立て、マルチと呼ばれる黒いビニールを敷いて、地温の管理や雑草防止も忘れずに。
植えたあとは、支柱にツルを誘引したり、ネットを張って上へ伸ばす準備を整えます。
ここからは「毎日の管理」が勝負の分かれ目になります💪
定植後は日々の観察がとても大切。
✔ 水やり
✔ 肥料の追加(追肥)
✔ 病気や害虫のチェック
✔ ツルの整理や摘心(枝を整える作業)
そして、花が咲いたあとは人工授粉を助けたり、葉が茂りすぎて風通しが悪くならないよう、適度に剪定も行います✂️
この管理が甘いと、収穫量や品質に大きく差が出てしまうんです。
きゅうりは花が咲いてから収穫まで、わずか5〜7日ほどと、とても成長スピードが早い野菜です。
だからこそ、毎朝の収穫が欠かせません!
少しでも収穫が遅れると、実が太くなりすぎて硬くなってしまいます。
シャキッとした食感と、ちょうどいいサイズ感を保つには、タイミングを逃さないことが大切。
収穫したきゅうりはすぐに選別し、箱詰め、そしてその日のうちに出荷します🚚
鮮度が命のきゅうりだからこそ、スピード感が求められる工程です。
こうして育てられた1本のきゅうりには、たくさんの工程と手間、そして私たちの愛情が詰まっています😊
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
目次
〜毎日の畑から届けるシャキッと野菜〜🥒🌱🌞
当農園のブログをご覧いただきありがとうございます😊
きゅうりは、サラダや漬物に大活躍の定番野菜。特に夏には、冷やしてポリッとかじると最高ですよね。でも、その1本がどこで、どうやって育てられているかをご存じの方は、意外と少ないのではないでしょうか?🤔
実はきゅうりの栽培って、思っているよりもずっと繊細で、手間がかかる作業の連続なんです。
きゅうりは非常に成長が早く、朝と夕方で大きさが変わることもあるほどスピード勝負の野菜です。だからこそ、私たちきゅうり農家の1日は、朝5時前後からの収穫作業で始まります。
しかも収穫の際には、ただ「取ればいい」というわけではありません。
✔ 食べごろのサイズか
✔ 曲がりすぎていないか
✔ 傷や病気がないか
1本1本を見極めながら、すべて手作業で行っています✋
少しでも収穫が遅れると、大きくなりすぎたり、実が硬くなってしまったりして、味も見た目も落ちてしまいます。だから私たちは毎日、きゅうりの「今」を見逃さないように畑を巡回しているんです。
収穫後はすぐに選別、箱詰め、そして出荷作業。市場や直売所、スーパーなど、それぞれの出荷先に合わせて梱包方法やラベルを変えることもあります。朝採れの新鮮なきゅうりを、その日のうちに出荷するために、作業はスピーディーにかつ丁寧に行います。
大変なこともたくさんありますが、自分たちが育てた野菜を「おいしい!」と言ってもらえる瞬間は、本当にうれしいものです。きゅうりは特に、鮮度や味に敏感な方が多いので、やりがいもひとしおです😊
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
目次
前回は「土づくり」や「環境」についてお話しましたが、今回は実際の栽培工程を詳しくご紹介します。
一本のきゅうりが実るまでには、たくさんの愛情と繊細な管理が詰まっています。
きゅうりの栽培は、健全な苗づくりが第一歩。
郡司分では接ぎ木苗が主流で、台木にはウリ科の強健な根を持つ植物(例:カボチャ系)を使用し、病気への耐性を高めています。
育苗期間:約25日
管理温度:昼25〜28℃、夜18〜20℃
光と水を調節して「締まりのある苗」に
葉の色・茎の太さ・根の活力。どれも見極めて定植のタイミングを見計らいます。
きゅうりは、成長の早い作物。
放っておくとツルが絡み合い、日照不足や病気を招くことも。だからこそ、こまめな整枝・摘葉作業が肝になります。
主枝と側枝のバランスを見ながら整枝
古い葉は早めに摘み、通風と光を確保
実の付き具合を見て着果調整(1節飛ばし、2果制限など)
この作業は毎日欠かせません。熟練農家ほど、きゅうりの“顔”を見ただけで何をすべきか判断します。
水を与えすぎれば実が水っぽくなり、足りなければ実が細くなる。
肥料のタイミングも成長ステージによって変わるため、「その日、その株の状態」に合わせた対応が求められます。
朝と夕方にハウスを巡回し、葉のツヤや張りをチェック
液肥は点滴チューブで微量制御
極端な気温変化には葉水や遮光で対応
まさにきゅうりと対話する日々です。
きゅうりは1日で3〜5cm伸びることもある野菜。
だから収穫はとにかくタイミングが命。理想のサイズ(18〜22cm程度)を狙って、朝早くから収穫を行います。
AM5:00〜6:30:ヘッドライトを付けて収穫スタート
収穫後すぐに選別・冷蔵へ
見た目・重さ・太さを細かく選り分けて出荷
新鮮さが命だからこそ、スピードと正確さが問われる工程です。
郡司分の農家たちは、ただ“作物を育てる”だけではなく、**「誰かの笑顔に繋がる一品を育てる」**という気持ちで日々きゅうりと向き合っています。
スーパーや市場で手に取られるその一本の裏側には、数えきれない工夫と情熱、そして自然との共生があります。
宮崎の地、郡司分で育ったきゅうりが、全国の食卓に並び、シャキッとした食感とみずみずしさで「おいしいね」と言ってもらえる瞬間が、何よりのやりがいです。
これからも土と対話し、作物と向き合いながら、「日本一のきゅうり」の名にふさわしい味を追求してまいります!
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
目次
実は、宮崎県は日本一のきゅうり生産県。
その中でも郡司分は、恵まれた地形と気候、そして技術力を武器に、品質の高いきゅうりを安定して出荷しているエリアです。
今回は、そんな郡司分のきゅうり栽培の“基本のキ”ともいえる、**「環境」と「土づくり」**についてご紹介します。
宮崎県では年間を通じて温暖で日照時間も長く、促成栽培に最適な環境が整っています。
特に宮崎市南部の郡司分は、霧島山系から流れ出る良質な地下水と、水はけの良い地質が特長。
・冬でもハウス内の温度が下がりにくい
・湿度が安定し、病気のリスクが低い
・風も穏やかでハウスが長持ち
といった自然条件に恵まれています。
どんな作物も、まずは**「土づくり」が命**。きゅうりは特に「根の張り」が品質に大きく関わるため、根がストレスなく育つ土壌環境が必要です。
堆肥(牛糞や完熟鶏糞)をたっぷり入れ、団粒構造を強化
微生物資材(納豆菌系、放線菌など)を加え、土壌中の微生物バランスを整える
pH調整:酸性土壌を石灰などで矯正し、pH6.5前後に保つ
過剰施肥は、きゅうりの「ツルボケ」や「苦味」につながります。
そのため、施肥設計には毎年土壌診断を実施し、適正な窒素・リン酸・カリ量を調整。必要最低限の施肥で“本来の旨さ”を引き出します。
郡司分の農家ではほとんどがハウス栽培。施設内は遮光率・通気性・温度湿度のバランスを考えた設計になっており、**夏でも冬でも“きゅうりにとって快適な環境”**を作り出しています。
夏は遮光ネットやミストで温度を下げ
冬は重油や電熱ヒーターで温度を保ち
換気扇で常に空気の流れを作る
こうして365日、“旬の味”を守っています。
郡司分には、「どうせ作るなら“宮崎らしい”きゅうりを」と品質にこだわる農家が多く集まっています。
見た目の美しさだけではなく、「歯ごたえ・みずみずしさ・ほんのりとした甘み」を追求し、全国の市場から高い評価を得ています。
次回は、郡司分流の「苗づくり」「摘葉」「整枝」「収穫」など、きゅうりを育てて実を結ぶまでの“日々の作業”について詳しくご紹介します。
きゅうりがどんな想いと工夫のもと育てられているのか、その裏側をぜひ覗いてみてください!
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは
VIVA DaDの更新担当の中西です
~おいしい見分け方~
きゅうりは年中出回っている野菜ですが、その中でも「当たり」は確実に存在します。実は、色・ツヤ・硬さ・形状などに注目するだけで、おいしいきゅうりを見分けるコツがあるのです。
ここでは、買ってから後悔しないための目利きポイントを、具体的にお伝えします。
目次
濃い緑色でツヤがあり、全体にムラがない
表面の「いぼ」がくっきりしている(新鮮な証)
色が黄みがかっている(熟しすぎ、苦味や水分低下)
表面が白っぽくなっている(乾燥や劣化)
→ 濃い緑色+光沢感が「収穫したて」のサインです。
しっかりしたハリと弾力がある
見た目よりずっしりと重い
→ 水分が詰まっている新鮮な証拠。手で軽く押したときにしなるようなら避けましょう。
基本的にはまっすぐで太さが均一なものがベスト
ただし、自然な曲がりがある方が甘みが強いことも
→ 工業製品のような「完璧さ」にこだわらず、自然な姿の中に旨味があるという視点も大切です。
ヘタが乾いていない(切り口がみずみずしい)
先端部分がしなびていない
刺(トゲ)が残っているなら採れたての証
→ 特にヘタは、収穫後の時間を知るバロメーター。ヘタが黒ずんでいるものは避けましょう。
軽く指で叩くと「コツン」と高めの音がする → 水分たっぷり
香りを嗅ぐと、青臭さよりも青々しいフレッシュな香りがするものが◎
→ 店頭で気になるときは、複数個に触れて比較してみましょう(マナーを守って)。
冷蔵庫では乾燥防止にラップを巻いて野菜室へ
3日以内に食べるのがベスト
食感を活かした料理:塩もみ、浅漬け、ナムル、冷やし中華など
→ 買った後も、保存と調理で味の良し悪しが決まります。
おいしいきゅうりを選ぶには、「見た目」だけでなく、「触感」「重さ」「香り」「音」といった五感を活かすことが大切です。毎日の買い物でもちょっとした意識を変えるだけで、味も満足感もぐっとアップします。