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皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~“ただのきゅうり”で終わらせない🥒✨~
前回は、きゅうり栽培の一年の流れをお話しましたが、
今回はもう一歩踏み込んで、
きゅうり農家が今どんな工夫・挑戦をしているのか💡
これからの農業にとって、きゅうりがどんな存在になっていけるのか🌱
というテーマでお話してみたいと思います。
「きゅうりなんてどこで買っても同じでしょ?」
もしそう感じている方がいたら、
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです😉
目次
正直に言うと、
きゅうりは“差別化が難しい野菜”でもあります。
見た目が似ている
価格帯も大きくは変わらない
品種名まで気にして買う人はまだ少数
そんな中で、
「うちのきゅうりを、わざわざ選んでもらう理由」をどうつくるか
これは、きゅうり農家にとって大きなテーマです💭
一口にきゅうりと言っても、
実は品種によってかなり性格が違います。
パリッとした食感重視タイプ
みずみずしさと香り重視タイプ
漬物・ピクルス向けに、皮がしっかりしたタイプ
イボが強い昔ながらのタイプ
などなど、それぞれに個性があります✨
私たちの農園でも、
サラダ・生食向けの品種
浅漬け・ぬか漬けに向く品種
を組み合わせて栽培し、
飲食店さんには用途に合わせた品種を
直売所では「サラダ向き」「漬物向き」とラベルを変えて販売
するなど、「どう食べるか」までイメージしてもらえる工夫をしています😊
きゅうりは収穫してからの時間が味と鮮度に大きく関わる野菜です。
朝採ってすぐに出荷したものと、
収穫から何日か経ったものでは、
皮のハリ
香り
パリッとした歯ざわり
が全然違います。
そこで、
直売所では「本日朝採り」とPOPをつける
飲食店さんには「〇〇産・朝採りきゅうり使用」とメニューに入れてもらう
SNSでも「今朝の収穫」「今日の出荷」など、リアルタイムで発信
など、「どれだけ新鮮な状態で届いているか」を見える化するよう心がけています📱
「きゅうりって、こんなに味が違うんだ!」と驚いてもらえたとき、
農家として本当にやりがいを感じます✨
最近は、市場出荷だけでなく、
道の駅・直売所
農家マルシェ
ネット販売
飲食店・カフェとの直接取引
など、販路の選択肢が増えています。
お客様の顔が見える販売は、
「おいしかったよ!」
「また買いに来ました!」
と直接言っていただけるのが一番の魅力です😊
きゅうりだけでなく、
曲がったものや大きめのB品をセットにした“家庭用お得袋”も人気で、
「炒め物や漬物にするから、形は気にならないよ〜」
と言ってくださるお客様に支えられています✨
居酒屋さんの「一本まるかじりきゅうり」
カフェの「季節のサラダ」
バルの「きゅうりと〇〇のマリネ」
など、メニュー名に農園の名前を入れていただくことで、
「生産者の見える野菜」として、
お店の方にも価値を感じてもらえるようになってきました。
「このきゅうり、どこのですか?」と聞かれるのが嬉しい、と
料理人さんから言ってもらえたときには、
こちらまで誇らしい気持ちになります😌
どんなに気をつけていても、
少し曲がっている
太さが不揃い
キズ・色ムラがある
といった“規格外きゅうり”はどうしても出てしまいます。
以前は、
家庭用で消費
近所に配る
場合によっては処分…
ということもありましたが、
今はフードロスを減らす取り組みとして、いろいろな挑戦をしています💪
漬物屋さん・総菜屋さんへの加工用出荷
キュウリのピクルスとして自家加工&販売
子ども食堂・福祉施設への提供
などなど、「食べられるのに捨てる」を少しでも減らしたい、
そんな想いで動いています。
まっすぐじゃないきゅうりにも、
ちゃんとおいしさと価値があります🥒✨
昔と違うのは、
農家自身が発信できるツールが増えたこと。
Instagramで、朝の収穫風景やきゅうりレシピを投稿
X(旧Twitter)で、天候や成長の様子をつぶやく
YouTubeやTikTokで、ハウスの作業風景を動画で発信
そんな農家も増えてきました。
私たちも、
曲がりきゅうりの面白い形を紹介したり
新しいレシピを試してみたり
ハウスのビフォーアフターを載せたり
しながら、
「きゅうり農家の裏側」を楽しんでもらえるような発信を続けています。
SNSを見て、
「あ、今日きゅうり買って帰ろう」
「このレシピ作ってみたいから、きゅうり多めに買おう」
と思ってもらえたら、それだけで発信した価値があるなと感じています😊
よく言われる「3Kイメージ」。
きつい
汚い
稼げない
たしかに、
きゅうり農家の仕事は、
朝早くからの収穫
夏のハウスはサウナ状態🥵
土や泥、葉っぱまみれ
と、楽な仕事ではありません。
でも同時に、
自分の手で育てた作物を、お客さまに直接届けられる喜び
季節ごとに変わる空や風、空気を全身で感じられること
工夫次第で、きちんと収入を伸ばしていけるやりがい
もある、とてもおもしろい仕事だと思っています✨
「稼げない」というイメージも、
販路の工夫・付加価値のつけ方・規模の決め方次第で、
少しずつ変えていけると感じています。
これから先、
きゅうり農家として大事になってくるのは、
ただ作るだけではなく、「誰にどう届けるか」を考えること
きゅうりを通じて、「健康」「季節感」「地域のつながり」を届けること
若い世代や子どもたちに、「農業っておもしろそう」と感じてもらうこと
だと感じています。
そのために、
小中学校の食育授業に協力したり
収穫体験イベントを開いたり
飲食店や他業種とのコラボを広げたり
といった活動にも、少しずつチャレンジしています💪
今日、あなたが食べるかもしれない——
サラダのきゅうり
冷やし中華のきゅうり
お味噌をつけてポリポリ食べるきゅうり
浅漬け・ぬか漬けのきゅうり
その一本一本の向こう側には、
朝早くからの収穫
ハウスの温度や水やりを気にする毎日
曲がったきゅうりも、なんとか美味しく届けられないか考える工夫
そんな、たくさんの「人の手」と「想い」が詰まっています🥒💚
「きゅうりって、ただの脇役野菜じゃないんだな」
そう感じてもらえたら、きゅうり農家として本当に嬉しいです。
これからも、
**“ただのきゅうり”じゃない、“あなたの食卓のきゅうり”**を届けられるように、
一本一本、大切に育てていきます😊🌈

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~一本のきゅうりからはじまる物語🥒✨~
スーパーの棚に並ぶきゅうりを見て、
「いつでも当たり前にある野菜」の一つだと思っている方も多いかもしれません。
でも実は、きゅうりって
とってもデリケート🥺
とっても成長が早い💨
とっても手がかかる✨
という、かなり“手間ヒマ型”の野菜なんです。
今回は、きゅうり農家の一年の流れや、一本のきゅうりが食卓に届くまでの裏側を、
できるだけリアルに、そしてちょっと楽しくお届けしたいと思います🌱
目次
きゅうりと言えば、冷やし中華やサラダ、浅漬けなど、
“夏のイメージ”が強い野菜ですよね🌻
でも、ハウス栽培が広がった今、
きゅうりはほぼ一年中出荷されている野菜でもあります。
私たちのようなハウスきゅうり農家は、
夏に向けた作型
冬〜春に向けた作型
など、複数の作型を組み合わせて
ほぼ一年、畑(ハウス)のどこかできゅうりが動いている状態です💦
つまり、
「農家=冬はお休み」というイメージは、
きゅうりに関してはほぼ当てはまりません😂
きゅうり栽培の流れを、イメージしやすいようにざっくりお伝えします👇
前作を片付けたら、まずはハウスを“リセット”するところから。
残った根や茎を撤去
支柱やネットを片付けて洗浄
土を耕し、堆肥や元肥(もとごえ)を入れる
必要に応じて消毒・太陽熱消毒などで病害虫対策
きゅうりは連作障害も出やすいので、
土の状態を整えるこの期間がとても大事です🧑🌾
種をまいて、苗トレーやポットで育てていく「育苗」。
この段階で、
根張りのよさ
葉の厚み
茎の太さ
などが決まってくるので、
“きゅうりの将来の体力”を左右する大事な時期です。
温度が下がりすぎないよう
過湿になりすぎないよう
光をしっかり当てつつ、徒長させないよう
毎日の水やりや換気、温度管理にかなり気を使います💧
本葉が何枚か出て、しっかりした苗に育ったら、
いよいよハウス内の畝に植え付け(定植)します。
植える深さ
間隔
水のタイミング
ここで無理をさせると、あとあと“根が弱い株”になってしまうので、
苗の様子を見ながら丁寧に植えていきます。
植え付け直後は、
夜温が下がりすぎないように保温
昼間は換気で温度を上げすぎない
風通しも確保しつつ、苗を乾かしすぎない
まるで新生児のお世話のように、
一日中きゅうりのことを気にかけている感じです😂
きゅうり栽培の特徴の一つは、
人の手を入れながら「形づくり」をしていくところです。
きゅうりのツルは、
放っておくとあちこちに伸び、絡まり合ってしまいます。
そこで、
主枝(メインの茎)をひもに沿って誘引
必要に応じて脇芽をかいたり、摘心したり
実をならせる位置や数を調整
などを、ほぼ毎日行っていきます。
「え、毎日?」と思うかもしれませんが、
きゅうりは一日で何センチも伸びることがあるほど成長が早いので、
1〜2日放っておくと、あっという間にジャングルに…🌳😅
この“毎日のひと手間”のおかげで、
風通しがよくなり、病気が出にくくなる
収穫がしやすくなる
株にムリな負担をかけず、長く実をならせることができる
など、良いことだらけです✨
きゅうりの収穫タイミングは、基本的に朝が勝負です。
日中の暑さで実がしなびないうちに
新鮮な状態で出荷準備に回せるように
その日の市場や直売の時間に間に合うように
暗いうちに起きて、
明るくなったらすぐハウスに入り、収穫スタート💨
きゅうりは、たった一日タイミングが遅れるだけで「規格外サイズ」になってしまうほど成長が早い野菜です。
昨日はちょうどいい大きさだったのに…
今日見たら「でかっ!」
なんてことも日常茶飯事😅
だからこそ、
見落としがないように
形・太さ・色を瞬時にチェックしながら
一本一本をハサミで丁寧に切っていきます✂️
収穫が終われば、そのまま出荷…ではありません。
キズや曲がりがないか
太さ・長さが揃っているか
色ツヤがきれいか
などを見ながら、等級・サイズ別に選別していきます。
市場出荷の場合は、
A品(秀品)
B品(良品)
規格外
といった形で分け、決められた箱にきれいに並べて箱詰めします。
この“見た目”の部分も、
私たち農家の腕の見せどころでもあり、売り上げを左右するポイントでもあります💴
少し曲がったきゅうりは、
地元の直売所や加工用(漬物屋さんなど)に回したり、
「家庭用お買い得袋」として販売したり。
真っ直ぐじゃないきゅうりも、
見方を変えれば愛嬌たっぷりで、
「こっちの方が可愛い」と言ってくださるお客様も多いんですよ😉
「きゅうりって水分ばっかりで、栄養ないでしょ?」
そんなイメージを持つ方もいますが、実はそうでもありません。
カリウムが多く、むくみ対策・熱帯夜の体ケアに◎
体の熱をクールダウンしてくれる“涼性”の食材🌬️
カロリーが低く、ダイエット中のおつまみにもぴったり
特に夏場は、
冷やしきゅうり
浅漬け
サラダ
冷やし中華・そうめんの具
など、「水分補給+ミネラル補給」のできるありがたい存在です。
農家として嬉しいのは、
「きゅうりあんまり好きじゃないんだけど、〇〇さんとこのはポリポリ食べられる!」
と言ってもらえる瞬間😊
新鮮なきゅうりは、
切ったときの香り
皮のパリッと感
程よいみずみずしさ
が全然違うので、
ぜひ一度、“採れたて系きゅうり”も味わってみてほしいなと思います✨
最後に、きゅうり農家目線で
美味しいきゅうりの選び方&長持ちさせるコツも少しご紹介します。
皮にハリ・ツヤがあるもの✨
太さが均一で、スリムすぎず、太すぎないもの
トゲ(イボ)がしっかりしているものは新鮮な証拠(痛いくらいが◎)
色が濃いのも良いですが、黒すぎない“緑”がちょうどいいです
きゅうりは冷やしすぎに注意!(10〜13℃くらいが理想)
キッチンペーパーで軽く包み、ビニール袋に入れて野菜室へ
並べて置くより、立てて保存すると日持ちしやすい(本来の生え方に近づけるイメージ🌱)
「カットしたきゅうりは、ラップでぴっちり包んで早めに食べる」
これだけでも、ぬめりや変色をかなり防げます👍
きゅうり農家の一年は、土づくり・育苗・定植・管理・収穫・選別の繰り返し
一本一日で大きくなるほど成長が早く、こまめな見回り・管理が必要💦
形や長さだけでなく、「ハリ・ツヤ・香り」も美味しさのポイント
きゅうりは、夏の体をやさしくクールダウンしてくれる心強い味方✨
あなたが今日手に取る一本のきゅうりも、
どこかのハウスで、誰かが毎朝早くから収穫し、
一本一本手で選んで箱に詰めたものです😊
「きゅうりって、そうやって来ているんだな」と、
ほんの少しだけ思い出してもらえたら、
きゅうり農家としてこれほど嬉しいことはありません🥒💚

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~季節と共に生きる🌿✨~
春になると、ハウスの中で苗づくりが始まります🌱
土を温め、肥料を整え、一本一本の苗を大切に植えていく。
ここからすべてが始まります🌸
きゅうりは成長が早く、手入れを怠ると一気に形が崩れてしまう繊細な作物💦
だから毎日が“命の観察日記”のようです👀📖

気温が上がると、きゅうりの成長スピードも加速!💨
1日で数センチ伸びることもあり、朝と夕方では見た目が変わるほど😳
ハウスの中はまるでサウナのような暑さ🔥
それでも、汗を流しながら収穫したきゅうりのツヤと香りは格別✨
「この新鮮さをそのまま届けたい!」
そんな想いが、農家の力の源です🌈

収穫が終わると、今度は土づくりの季節。
良い土がなければ、良いきゅうりは育ちません🌾
堆肥を混ぜ、土を寝かせ、来年の準備を静かに進める。
農家の一年は、終わりのないサイクルでできています🌀🌿
最近では、ハウス内の温度・湿度を自動で管理できるシステム🌡️🤖や
AIによる収穫予測📊など、きゅうり栽培もどんどん進化しています!
伝統とテクノロジーの融合——
それが、今のきゅうり農家の新しいスタイルなんです🚜✨
きゅうり農家の仕事は、自然と人の力の“共作”。
四季の移ろいを感じながら、毎日が挑戦と発見の連続です🌞🌾
「今日もおいしいきゅうりを届けたい」
その想いが、未来の日本の食卓を支えています🥒💚


皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~みずみずしい一瞬を届ける🌞✨~
きゅうりは、ただの野菜じゃありません!
実はとてもデリケートで、日差し🌞や湿度💧、水の量💦、温度🌡️…
そのどれが少しでも狂うと、形や味が変わってしまうんです😳
だからこそ、きゅうり農家は毎日の気候変化を読み取りながら
まるで赤ちゃんを育てるように丁寧に見守っています👩🌾💚
1本1本に込められた愛情が、食卓のシャキッと感をつくっている✨

朝早く、まだ空が明るくなる前からハウスの点検👀
水やりの量、温度管理、害虫チェック…。
昼には収穫🌿、夕方には出荷準備📦
1日があっという間に過ぎていきます。
だけど、その分「今日もいいきゅうりが育った!」という喜びは格別💪✨

新鮮な野菜を自分の手で届けられる🍽️
季節や天気と向き合う“自然との対話”🌤️
消費者の「おいしい!」の声がダイレクトに届く💬
1本のきゅうりに、何十日もの努力と愛情が詰まっています🌱

きゅうり農家は、“新鮮さ”を届けるプロフェッショナル。
日々の努力が、夏の食卓を彩るあの「シャキッと感」になるんです🥒✨
今日のサラダに、きゅうり農家の想いが詰まっています🍴💚

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~やりがい~
目次
作期分散(早出し・抑制・越冬)/複数産地とのリレー/契約出荷で価格と天候のブレを平準化。
収穫・選別のボトルネックに合わせた労務計画(ピークの人員確保・交代制)。
**樹勢管理(摘葉・摘心・潅水・追肥のタイミング)**でサイズと曲がりを抑制。
選果基準の共有・治具化、**規格外の即時別流通(漬物・カット・加工)**で廃棄を最小化。
高設ベンチ/ツル下ろしの動線最適化、収穫コンテナの動力搬送。
温湿度・CO₂・日射連動の環境制御、潅水・施肥の自動化、収量・等級の日次ダッシュボード。
うどんこ・べと・ウイルス(モザイク)対策の予防ベース運用(換気・密度・抵抗性品種)。
高温期の遮光・ミスト・夜間換気、マルチの色替えやCO₂施用で品質維持。
EC・定期便・“朝どれ”発信、B2B(飲食・給食)との規格別価格表で交渉を簡素化。
産地ブランド・ストーリー・栽培カレンダーの公開で“推し農家”を増やす。
資材リユース・マルチ回収・省エネ暖房、水循環。
単位あたり利益(円/㎏・円/㎡)の見える化と、燃料・肥料の共同購入。
量販・青果バイヤー向け
「週○回・○kg/回」「L/2L比率」「曲がり率○%以内」「箱規格」「欠品時の代替ロット」まで数値で明文化。
外食・カット工場向け
「長さ×径の許容」「歩留まり試算」「洗浄方法」「異物混入防止手順書」を1枚仕様書に。
EC・直販向け
「朝どれ時刻」「栽培履歴と写真」「保存法カード」「規格外ミックスの割安セット」。
3プラン販売:ベーシック(家庭用)/セレクト(L中心・指定長)/プロユース(仕様固定・定期便)。
品質ダッシュボード:日収量・等級比率・曲がり率・廃棄率・気象を週報で共有。
作業標準:摘葉・誘引・収穫の“写真付きSOP”で誰がやっても同じ品質。
リスク管理表:病害虫の初発サイン、対応資材、48時間内の手順を可視化。
規格外の出口設計:漬物屋・飲食・加工ECとの事前合意価格でロスを値段に変える。
収量(kg/㎡・日)/L・2L比率/曲がり率(%)
規格外率(%)/廃棄率(%)/単位コスト(円/㎏)
直販比率(%)/リピート率(%)/欠品率(%)
労働生産性(kg/人時)/暖房・電力原単位(kWh/kg)
※ 週次で“1枚”に集約、翌週の作業計画に反映すると改善が進みます。
数値+物語:等級・長径・歩留まり表に“朝どれ時刻・写真・栽培暦”を添付。
欠品時プロトコル:代替ロット・代替サイズの事前合意で信頼を担保。
衛生・安全の見える化:手洗い・刃物管理・異物対策の簡易HACCPシート。
環境値:使用水量・プラ資材回収率・CO₂施用量の年間サマリーを公開。
毎日が“成果発表”
収穫箱が並ぶ瞬間に努力が形になる。数字でも手でも達成感を味わえる。
気象と対話する知的おもしろさ
温度・湿度・CO₂・日射を読み、樹勢と会話して最適解を組み立てる。
お客様の食卓が近い
「瑞々しい」「子どもがパクパク」――直販メッセージが励みになる。
仲間と作る“同じ品質”
SOPとチェックで、誰の列でも美しい収穫がそろうチームの快感。
規格外も価値に変えられる創意工夫
漬物・ピクルス・キムチ・ジュース…ゼロに近い廃棄を実現できる。
地域に根差す誇り
学校給食・地元飲食のメニューに“うちのきゅうり”。
学びが成果に直結
病害の早期発見・潅水の微調整が、その日の収穫とクレーム率に返ってくる。
次世代へ渡せる仕事
ハウス・土・販路・データという“資産”を引き継げる。
梅雨入り直前、曲がり率が上がった。
ダッシュボードを見ると夜間の低温+過潅水が原因らしい。
朝の潅水を控え、摘葉を1段進め、CO₂施用を早朝に。
3日後、L率が10pt回復、クレームはゼロ。
“見た目の勘”に“数字の裏付け”が加わると、畑は確実に応えてくれる。
収穫後に曲がり率と等級比率をホワイトボードに記入(写真で共有)。
規格外の即時出口(加工・直販)表を電話番号付きで掲示。
**摘葉SOP(写真3枚)**をハウス入口に。
週1回、**“朝どれ投稿”**と保存法カードをSNSに。
仕入・燃料の共同購入グループに参加して原価を1円でも下げる。
ニーズは「安定供給×規格均一」「省力スマート化」「病害・高温対策」「直販と関係性」「サステナブル経営」。
やりがいは「毎日が成果」「気象と対話」「食卓の笑顔」「チームの手応え」「廃棄を価値に変える創意」。
きゅうりは“日々伸びる作物”。
数字と観察をつなぐほど、収穫と信頼が積み上がります。
今日の一歩――曲がり率の見える化と規格外の出口設計から始めてみましょう🥒🌟

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~変遷~
目次
戦前から戦後の高度経済成長期にかけて、きゅうりは主に露地栽培で育てられていました。
地元消費が中心で、市場は地域の青果店や行商が担う。
品種は在来系が多く、曲がりや大きさにばらつきがあるのが当たり前。
栽培は季節に大きく左右され、夏場がピーク。
農家にとっては「地元の食卓を支える野菜」として、家庭菜園的な延長での営みも多かった時代でした。
昭和40年代以降、都市化と人口増加に伴い、きゅうりの需要は全国的に拡大しました。
ビニールハウスや温室栽培が導入され、出荷時期をずらす技術が普及。
品種改良が進み、曲がりが少なく、日持ちする品種が広まる。
集荷・出荷組合が組織化され、農協を通じて都市部へ大量出荷。
「きゅうりの等級・規格」が明確化し、農家は安定した品質を求められるように。
この頃から、農家は「量と規格を揃えて出す」ことに大きなやりがいを見出しました。
食の多様化・流通の進化により、きゅうり栽培にも新しい動きが生まれました。
長期出荷・周年栽培を目指して、暖房・環境制御の導入。
**養液栽培(水耕・ロックウール)**や、省力的な誘引・摘葉法が広まる。
外食産業やコンビニサラダ需要に合わせ、安定供給と均一サイズが求められる。
パック販売・カット野菜用など、新たな販路が登場。
農家は単に「作る」から「効率と品質を両立させる」方向に舵を切りました。
現代のきゅうり農家は、単なる大量生産から多様な戦略をとるようになっています。
**環境制御システム(ICT)**で温度・湿度・CO₂・日射を自動管理。
ブランド化・地域特産品化(「○○きゅうり」として地域名を冠する)。
規格外品を活用した漬物・加工品・直販など、6次産業化が進展。
消費者の健康志向に合わせて、無農薬・減農薬栽培・有機JAS認証が注目される。
SNSやECでの直販により、農家自らが情報発信し、ファンづくりも可能に。
きゅうり農家の歴史は、
露地栽培の時代(地域消費中心)
施設化と市場拡大の時代(大量流通へ)
効率化と高付加価値化の時代(外食・加工需要対応)
多様化とブランド化の時代(ICT・直販・6次化)
という流れで進化してきました。
きゅうりはどの時代も人々の食卓に欠かせない野菜であり、その背景には農家の絶え間ない挑戦と工夫がありました。
今後は、環境負荷を減らしつつ、高品質を安定供給できる仕組みづくりがより重要になっていくでしょう🥒🌱✨

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~選果・規格・販路・SNS~
良いきゅうりほど時間との勝負。朝どれ→選果→予冷→出荷を3時間以内に収め、規格と販路を固定化すれば、ロスは自然に下がります。直売・飲食・市場・ECで効く売り方の型を公開。💪
目次
収穫(6–8時):畝端で一次選別→保冷庫へ直行
選果(8–9時):曲がり・傷・長さ・太さで秀/優/B/加工に分ける
包装(9–9:30):トレー/袋詰め→ラベル(品種・日付・ロット)
出荷(〜11時):直売/飲食/市場/ECへ振り分け🚚
秀:L中心、色ムラ・曲がり軽微、艶良。
優:M・やや曲がり、軽微な擦れ。
B/加工:規格外はピクルス・塩もみ用・カット野菜で即活用。
日報に規格率(%)×販路を記録→翌週の作付と価格へ反映。📒
直売所:2〜3本パック198/248/298円の端数カット。朝どれPOPとレシピカード(塩もみ/浅漬け/ナムル)を常設。
飲食店:サイズ・曲がり指定をヒアリング→曜日固定便で信頼を積み上げ。
市場/量販:L中心の箱で揃え、**箱ラベルに“朝どれ・予冷”**を明記。
EC/サブスク:家庭用ミックス(秀優+B)のクール便。到着後の保存法をカードで。❄️
結露ゼロを目標に、庫内温度と外気の段階順化。
**エチレン源(熟果・果物)**と同梱しない。
箱は薄色で熱を持たせない、車内は直射日光を遮断。🚫🌞
価格は天候×供給量で週次見直し。
閉店30分前の1回だけ値引き(−20〜30%)。早値引きはブランドダメージ。
在庫速報はSNSと店頭で同時更新(“残り◯袋”)。📢
朝:収穫の写真+「本日◯時に並びます」
昼:食卓提案(塩もみ→水切り→ごま油+白ごま)
夕:在庫・値引き開始告知+翌日の見通し
ハッシュタグ例:#朝どれ #きゅうり #今日の副菜 #農家直送 🥒
青臭さが強い→レシピ同梱(塩もみ→水洗い→酢)で体験差を縮める。
曲がりが多い→パッケージを**“調理向け”**表示に、価格も連動。
傷/折れ→写真→ロット確認→即交換/返金を明文化。⏱️
収量・規格率・返品率・SNS反応・天候を1枚ダッシュボードで。
歩留まり×販路粗利を比較して**“売り切れる規格構成”**を更新。📊
梅雨前=浅漬け特集、夏本番=冷やし一本/棒漬け。
地元飲食・惣菜店と**“きゅうりウィーク”**を組んで回遊を作る。🎪
まとめ
朝どれ→3時間ルール→規格固定→販路別の型→SNS3コマ。この流れができれば、売り切る力はぐっと上がります。明日はまず、選果台の“秀/優/B”動線を描くところから。🥒🗺️✨

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~環境×給液×整枝×出荷~
きゅうりはスピード勝負の作物。**環境(温湿・風)×給液(EC/pH・タイミング)×整枝(果負担の配分)×出荷(温度管理)**が揃うと、収量と品質は一気に安定します。ハウス土耕・養液いずれでも再現しやすい“現場の型”をまとめました。✨
目次
単為結果性が基本(受粉不要)。節成り・曲がりにくさ・耐病性で選ぶ。
作期は地域とハウス性能で調整。高温期=遮熱/換気重視、低温期=保温/地温重視。
土耕:pH5.8〜6.5、塩類過多の圃場は前作残肥の洗い出し→元肥は控えめ。
養液:スタートEC1.5〜2.0 mS/cm目安、pH5.8〜6.3。*品種・生育で微調整。
地温:20〜22℃が根のご機嫌ゾーン。ベッド・畝のマルチ/加温/潅水温で調える。️
日中:24〜28℃/夜間:**16〜20℃**を目安に。
VPD(葉裏の乾き具合)は0.5〜1.2kPa帯が安定。加湿し過ぎはべと病の誘因。
換気→遮光→霧散水の順で過昇温を抑える。CO₂施用は朝の同化ピーク中心に。
日射比例潅水を基本に、朝は控えめ→昼ピーク→夕方切り上げ。
ECは樹勢と果負担で上下させる(樹が走る=上げる/硬すぎ=下げる)。
Ca/微量要素はローテで。急な乾湿差は曲がり・尻細りの原因に。
1本仕立て+つる下ろしが長期安定の基本。
1〜5節は雌花・側枝を整理→根張り優先。以降は側枝1〜2葉で摘心。
果数管理:若木は隔節着果、樹が乗ったら連続着果へ。
摘葉は下から古葉を少しずつ(一気に抜かない)。クリップ・フックはたるみゼロで。
べと病:葉に黄緑斑→換気・除湿、早期防除。
うどんこ:白粉状→風通し改善、薬剤ローテ。
斑点細菌病:水滴で拡大→散水時間の見直し。
ハダニ・スリップス・アブラムシ:黄色/青色粘着板+天敵/選択剤で早期対応。
ラベル遵守・希釈・間隔厳守。防除記録は次作最大の武器。
サイズ:一般規格はL(21〜23cm)中心。若どりで曲がり・尻細りを回避。
収穫時間:朝どれで熱負荷を最小化。
予冷:10〜12℃・高湿度でクールダウン(低温障害を避ける)。
包装:水滴NG、結露防止の温度管理→袋/トレー詰め→日付・ロット印字。️
日次:葉色・果色・先端の伸長、潅水ログ、ハウス温湿CO₂。
週次:摘葉・つる下ろし、フィルタ掃除、粘着板更新、歩留まりレビュー。
月次:EC・pHトレンドと収量/規格率の相関をチェック。
まとめ
きゅうりは**“リズム”の作物**。環境→給液→整枝→収穫→温度管理を同じ順番で回すだけで、曲がりと不ぞろいが減り、箱の満足度が上がります。次の一手は朝どれ→即予冷の導線づくりから。✨

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
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〜苗から収穫までの栽培の流れ〜🥒🌱🌞
VIVA DaD日誌へようこそ😊
今回は、きゅうりがどのように育っていくのか、その一生を「種まきから収穫まで」の流れにそってご紹介します。畑に並ぶみずみずしいきゅうりたちも、じつは多くの手間と時間をかけて育てられているんですよ🌿
きゅうり栽培は「種まき」から始まります。地域や栽培方法にもよりますが、春の気温が15℃を超える頃がスタートの目安。種をポットにまいてから、約5〜7日でかわいい双葉が顔を出します🌞
この時期はとてもデリケートで、寒さに弱いきゅうりのために育苗ハウスで温度や湿度をしっかり管理します。風通しを確保しつつ、日差しが強すぎないように遮光ネットを使ったりと、実は神経を使う作業なんです💧
発芽した苗は、すぐに本葉を出してぐんぐん成長します。この「育苗期」は、きゅうり栽培の土台を作る大事な時期。
苗が丈夫に育たないと、その後のツル伸びや実付きにも影響が出てしまいます。
水やりのタイミング、温度管理、害虫のチェックなど、まるで小さな子どもを育てるような気持ちで苗を見守ります👀
苗が10〜15cmほどに育ったら、いよいよ畑やハウスに定植(植え付け)します。
畝を立て、マルチと呼ばれる黒いビニールを敷いて、地温の管理や雑草防止も忘れずに。
植えたあとは、支柱にツルを誘引したり、ネットを張って上へ伸ばす準備を整えます。
ここからは「毎日の管理」が勝負の分かれ目になります💪
定植後は日々の観察がとても大切。
✔ 水やり
✔ 肥料の追加(追肥)
✔ 病気や害虫のチェック
✔ ツルの整理や摘心(枝を整える作業)
そして、花が咲いたあとは人工授粉を助けたり、葉が茂りすぎて風通しが悪くならないよう、適度に剪定も行います✂️
この管理が甘いと、収穫量や品質に大きく差が出てしまうんです。
きゅうりは花が咲いてから収穫まで、わずか5〜7日ほどと、とても成長スピードが早い野菜です。
だからこそ、毎朝の収穫が欠かせません!
少しでも収穫が遅れると、実が太くなりすぎて硬くなってしまいます。
シャキッとした食感と、ちょうどいいサイズ感を保つには、タイミングを逃さないことが大切。
収穫したきゅうりはすぐに選別し、箱詰め、そしてその日のうちに出荷します🚚
鮮度が命のきゅうりだからこそ、スピード感が求められる工程です。
こうして育てられた1本のきゅうりには、たくさんの工程と手間、そして私たちの愛情が詰まっています😊
次回もお楽しみに!

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
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〜毎日の畑から届けるシャキッと野菜〜🥒🌱🌞
当農園のブログをご覧いただきありがとうございます😊
きゅうりは、サラダや漬物に大活躍の定番野菜。特に夏には、冷やしてポリッとかじると最高ですよね。でも、その1本がどこで、どうやって育てられているかをご存じの方は、意外と少ないのではないでしょうか?🤔
実はきゅうりの栽培って、思っているよりもずっと繊細で、手間がかかる作業の連続なんです。
きゅうりは非常に成長が早く、朝と夕方で大きさが変わることもあるほどスピード勝負の野菜です。だからこそ、私たちきゅうり農家の1日は、朝5時前後からの収穫作業で始まります。
しかも収穫の際には、ただ「取ればいい」というわけではありません。
✔ 食べごろのサイズか
✔ 曲がりすぎていないか
✔ 傷や病気がないか
1本1本を見極めながら、すべて手作業で行っています✋
少しでも収穫が遅れると、大きくなりすぎたり、実が硬くなってしまったりして、味も見た目も落ちてしまいます。だから私たちは毎日、きゅうりの「今」を見逃さないように畑を巡回しているんです。
収穫後はすぐに選別、箱詰め、そして出荷作業。市場や直売所、スーパーなど、それぞれの出荷先に合わせて梱包方法やラベルを変えることもあります。朝採れの新鮮なきゅうりを、その日のうちに出荷するために、作業はスピーディーにかつ丁寧に行います。
大変なこともたくさんありますが、自分たちが育てた野菜を「おいしい!」と言ってもらえる瞬間は、本当にうれしいものです。きゅうりは特に、鮮度や味に敏感な方が多いので、やりがいもひとしおです😊
次回もお楽しみに!
