
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~選果・規格・販路・SNS~
良いきゅうりほど時間との勝負。朝どれ→選果→予冷→出荷を3時間以内に収め、規格と販路を固定化すれば、ロスは自然に下がります。直売・飲食・市場・ECで効く売り方の型を公開。💪
収穫(6–8時):畝端で一次選別→保冷庫へ直行
選果(8–9時):曲がり・傷・長さ・太さで秀/優/B/加工に分ける
包装(9–9:30):トレー/袋詰め→ラベル(品種・日付・ロット)
出荷(〜11時):直売/飲食/市場/ECへ振り分け🚚
秀:L中心、色ムラ・曲がり軽微、艶良。
優:M・やや曲がり、軽微な擦れ。
B/加工:規格外はピクルス・塩もみ用・カット野菜で即活用。
日報に規格率(%)×販路を記録→翌週の作付と価格へ反映。📒
直売所:2〜3本パック198/248/298円の端数カット。朝どれPOPとレシピカード(塩もみ/浅漬け/ナムル)を常設。
飲食店:サイズ・曲がり指定をヒアリング→曜日固定便で信頼を積み上げ。
市場/量販:L中心の箱で揃え、**箱ラベルに“朝どれ・予冷”**を明記。
EC/サブスク:家庭用ミックス(秀優+B)のクール便。到着後の保存法をカードで。❄️
結露ゼロを目標に、庫内温度と外気の段階順化。
**エチレン源(熟果・果物)**と同梱しない。
箱は薄色で熱を持たせない、車内は直射日光を遮断。🚫🌞
価格は天候×供給量で週次見直し。
閉店30分前の1回だけ値引き(−20〜30%)。早値引きはブランドダメージ。
在庫速報はSNSと店頭で同時更新(“残り◯袋”)。📢
朝:収穫の写真+「本日◯時に並びます」
昼:食卓提案(塩もみ→水切り→ごま油+白ごま)
夕:在庫・値引き開始告知+翌日の見通し
ハッシュタグ例:#朝どれ #きゅうり #今日の副菜 #農家直送 🥒
青臭さが強い→レシピ同梱(塩もみ→水洗い→酢)で体験差を縮める。
曲がりが多い→パッケージを**“調理向け”**表示に、価格も連動。
傷/折れ→写真→ロット確認→即交換/返金を明文化。⏱️
収量・規格率・返品率・SNS反応・天候を1枚ダッシュボードで。
歩留まり×販路粗利を比較して**“売り切れる規格構成”**を更新。📊
梅雨前=浅漬け特集、夏本番=冷やし一本/棒漬け。
地元飲食・惣菜店と**“きゅうりウィーク”**を組んで回遊を作る。🎪
まとめ
朝どれ→3時間ルール→規格固定→販路別の型→SNS3コマ。この流れができれば、売り切る力はぐっと上がります。明日はまず、選果台の“秀/優/B”動線を描くところから。🥒🗺️✨
皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~環境×給液×整枝×出荷~
きゅうりはスピード勝負の作物。**環境(温湿・風)×給液(EC/pH・タイミング)×整枝(果負担の配分)×出荷(温度管理)**が揃うと、収量と品質は一気に安定します。ハウス土耕・養液いずれでも再現しやすい“現場の型”をまとめました。✨
単為結果性が基本(受粉不要)。節成り・曲がりにくさ・耐病性で選ぶ。
作期は地域とハウス性能で調整。高温期=遮熱/換気重視、低温期=保温/地温重視。
土耕:pH5.8〜6.5、塩類過多の圃場は前作残肥の洗い出し→元肥は控えめ。
養液:スタートEC1.5〜2.0 mS/cm目安、pH5.8〜6.3。*品種・生育で微調整。
地温:20〜22℃が根のご機嫌ゾーン。ベッド・畝のマルチ/加温/潅水温で調える。️
日中:24〜28℃/夜間:**16〜20℃**を目安に。
VPD(葉裏の乾き具合)は0.5〜1.2kPa帯が安定。加湿し過ぎはべと病の誘因。
換気→遮光→霧散水の順で過昇温を抑える。CO₂施用は朝の同化ピーク中心に。
日射比例潅水を基本に、朝は控えめ→昼ピーク→夕方切り上げ。
ECは樹勢と果負担で上下させる(樹が走る=上げる/硬すぎ=下げる)。
Ca/微量要素はローテで。急な乾湿差は曲がり・尻細りの原因に。
1本仕立て+つる下ろしが長期安定の基本。
1〜5節は雌花・側枝を整理→根張り優先。以降は側枝1〜2葉で摘心。
果数管理:若木は隔節着果、樹が乗ったら連続着果へ。
摘葉は下から古葉を少しずつ(一気に抜かない)。クリップ・フックはたるみゼロで。
べと病:葉に黄緑斑→換気・除湿、早期防除。
うどんこ:白粉状→風通し改善、薬剤ローテ。
斑点細菌病:水滴で拡大→散水時間の見直し。
ハダニ・スリップス・アブラムシ:黄色/青色粘着板+天敵/選択剤で早期対応。
ラベル遵守・希釈・間隔厳守。防除記録は次作最大の武器。
サイズ:一般規格はL(21〜23cm)中心。若どりで曲がり・尻細りを回避。
収穫時間:朝どれで熱負荷を最小化。
予冷:10〜12℃・高湿度でクールダウン(低温障害を避ける)。
包装:水滴NG、結露防止の温度管理→袋/トレー詰め→日付・ロット印字。️
日次:葉色・果色・先端の伸長、潅水ログ、ハウス温湿CO₂。
週次:摘葉・つる下ろし、フィルタ掃除、粘着板更新、歩留まりレビュー。
月次:EC・pHトレンドと収量/規格率の相関をチェック。
まとめ
きゅうりは**“リズム”の作物**。環境→給液→整枝→収穫→温度管理を同じ順番で回すだけで、曲がりと不ぞろいが減り、箱の満足度が上がります。次の一手は朝どれ→即予冷の導線づくりから。✨