皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~“ただのきゅうり”で終わらせない🥒✨~
前回は、きゅうり栽培の一年の流れをお話しましたが、
今回はもう一歩踏み込んで、
きゅうり農家が今どんな工夫・挑戦をしているのか💡
これからの農業にとって、きゅうりがどんな存在になっていけるのか🌱
というテーマでお話してみたいと思います。
「きゅうりなんてどこで買っても同じでしょ?」
もしそう感じている方がいたら、
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです😉
正直に言うと、
きゅうりは“差別化が難しい野菜”でもあります。
見た目が似ている
価格帯も大きくは変わらない
品種名まで気にして買う人はまだ少数
そんな中で、
「うちのきゅうりを、わざわざ選んでもらう理由」をどうつくるか
これは、きゅうり農家にとって大きなテーマです💭
一口にきゅうりと言っても、
実は品種によってかなり性格が違います。
パリッとした食感重視タイプ
みずみずしさと香り重視タイプ
漬物・ピクルス向けに、皮がしっかりしたタイプ
イボが強い昔ながらのタイプ
などなど、それぞれに個性があります✨
私たちの農園でも、
サラダ・生食向けの品種
浅漬け・ぬか漬けに向く品種
を組み合わせて栽培し、
飲食店さんには用途に合わせた品種を
直売所では「サラダ向き」「漬物向き」とラベルを変えて販売
するなど、「どう食べるか」までイメージしてもらえる工夫をしています😊
きゅうりは収穫してからの時間が味と鮮度に大きく関わる野菜です。
朝採ってすぐに出荷したものと、
収穫から何日か経ったものでは、
皮のハリ
香り
パリッとした歯ざわり
が全然違います。
そこで、
直売所では「本日朝採り」とPOPをつける
飲食店さんには「〇〇産・朝採りきゅうり使用」とメニューに入れてもらう
SNSでも「今朝の収穫」「今日の出荷」など、リアルタイムで発信
など、「どれだけ新鮮な状態で届いているか」を見える化するよう心がけています📱
「きゅうりって、こんなに味が違うんだ!」と驚いてもらえたとき、
農家として本当にやりがいを感じます✨
最近は、市場出荷だけでなく、
道の駅・直売所
農家マルシェ
ネット販売
飲食店・カフェとの直接取引
など、販路の選択肢が増えています。
お客様の顔が見える販売は、
「おいしかったよ!」
「また買いに来ました!」
と直接言っていただけるのが一番の魅力です😊
きゅうりだけでなく、
曲がったものや大きめのB品をセットにした“家庭用お得袋”も人気で、
「炒め物や漬物にするから、形は気にならないよ〜」
と言ってくださるお客様に支えられています✨
居酒屋さんの「一本まるかじりきゅうり」
カフェの「季節のサラダ」
バルの「きゅうりと〇〇のマリネ」
など、メニュー名に農園の名前を入れていただくことで、
「生産者の見える野菜」として、
お店の方にも価値を感じてもらえるようになってきました。
「このきゅうり、どこのですか?」と聞かれるのが嬉しい、と
料理人さんから言ってもらえたときには、
こちらまで誇らしい気持ちになります😌
どんなに気をつけていても、
少し曲がっている
太さが不揃い
キズ・色ムラがある
といった“規格外きゅうり”はどうしても出てしまいます。
以前は、
家庭用で消費
近所に配る
場合によっては処分…
ということもありましたが、
今はフードロスを減らす取り組みとして、いろいろな挑戦をしています💪
漬物屋さん・総菜屋さんへの加工用出荷
キュウリのピクルスとして自家加工&販売
子ども食堂・福祉施設への提供
などなど、「食べられるのに捨てる」を少しでも減らしたい、
そんな想いで動いています。
まっすぐじゃないきゅうりにも、
ちゃんとおいしさと価値があります🥒✨
昔と違うのは、
農家自身が発信できるツールが増えたこと。
Instagramで、朝の収穫風景やきゅうりレシピを投稿
X(旧Twitter)で、天候や成長の様子をつぶやく
YouTubeやTikTokで、ハウスの作業風景を動画で発信
そんな農家も増えてきました。
私たちも、
曲がりきゅうりの面白い形を紹介したり
新しいレシピを試してみたり
ハウスのビフォーアフターを載せたり
しながら、
「きゅうり農家の裏側」を楽しんでもらえるような発信を続けています。
SNSを見て、
「あ、今日きゅうり買って帰ろう」
「このレシピ作ってみたいから、きゅうり多めに買おう」
と思ってもらえたら、それだけで発信した価値があるなと感じています😊
よく言われる「3Kイメージ」。
きつい
汚い
稼げない
たしかに、
きゅうり農家の仕事は、
朝早くからの収穫
夏のハウスはサウナ状態🥵
土や泥、葉っぱまみれ
と、楽な仕事ではありません。
でも同時に、
自分の手で育てた作物を、お客さまに直接届けられる喜び
季節ごとに変わる空や風、空気を全身で感じられること
工夫次第で、きちんと収入を伸ばしていけるやりがい
もある、とてもおもしろい仕事だと思っています✨
「稼げない」というイメージも、
販路の工夫・付加価値のつけ方・規模の決め方次第で、
少しずつ変えていけると感じています。
これから先、
きゅうり農家として大事になってくるのは、
ただ作るだけではなく、「誰にどう届けるか」を考えること
きゅうりを通じて、「健康」「季節感」「地域のつながり」を届けること
若い世代や子どもたちに、「農業っておもしろそう」と感じてもらうこと
だと感じています。
そのために、
小中学校の食育授業に協力したり
収穫体験イベントを開いたり
飲食店や他業種とのコラボを広げたり
といった活動にも、少しずつチャレンジしています💪
今日、あなたが食べるかもしれない——
サラダのきゅうり
冷やし中華のきゅうり
お味噌をつけてポリポリ食べるきゅうり
浅漬け・ぬか漬けのきゅうり
その一本一本の向こう側には、
朝早くからの収穫
ハウスの温度や水やりを気にする毎日
曲がったきゅうりも、なんとか美味しく届けられないか考える工夫
そんな、たくさんの「人の手」と「想い」が詰まっています🥒💚
「きゅうりって、ただの脇役野菜じゃないんだな」
そう感じてもらえたら、きゅうり農家として本当に嬉しいです。
これからも、
**“ただのきゅうり”じゃない、“あなたの食卓のきゅうり”**を届けられるように、
一本一本、大切に育てていきます😊🌈

皆さんこんにちは!
宮崎市郡司分できゅうりを育てている農家の
VIVA DaD、更新担当の中西です!
~一本のきゅうりからはじまる物語🥒✨~
スーパーの棚に並ぶきゅうりを見て、
「いつでも当たり前にある野菜」の一つだと思っている方も多いかもしれません。
でも実は、きゅうりって
とってもデリケート🥺
とっても成長が早い💨
とっても手がかかる✨
という、かなり“手間ヒマ型”の野菜なんです。
今回は、きゅうり農家の一年の流れや、一本のきゅうりが食卓に届くまでの裏側を、
できるだけリアルに、そしてちょっと楽しくお届けしたいと思います🌱
きゅうりと言えば、冷やし中華やサラダ、浅漬けなど、
“夏のイメージ”が強い野菜ですよね🌻
でも、ハウス栽培が広がった今、
きゅうりはほぼ一年中出荷されている野菜でもあります。
私たちのようなハウスきゅうり農家は、
夏に向けた作型
冬〜春に向けた作型
など、複数の作型を組み合わせて
ほぼ一年、畑(ハウス)のどこかできゅうりが動いている状態です💦
つまり、
「農家=冬はお休み」というイメージは、
きゅうりに関してはほぼ当てはまりません😂
きゅうり栽培の流れを、イメージしやすいようにざっくりお伝えします👇
前作を片付けたら、まずはハウスを“リセット”するところから。
残った根や茎を撤去
支柱やネットを片付けて洗浄
土を耕し、堆肥や元肥(もとごえ)を入れる
必要に応じて消毒・太陽熱消毒などで病害虫対策
きゅうりは連作障害も出やすいので、
土の状態を整えるこの期間がとても大事です🧑🌾
種をまいて、苗トレーやポットで育てていく「育苗」。
この段階で、
根張りのよさ
葉の厚み
茎の太さ
などが決まってくるので、
“きゅうりの将来の体力”を左右する大事な時期です。
温度が下がりすぎないよう
過湿になりすぎないよう
光をしっかり当てつつ、徒長させないよう
毎日の水やりや換気、温度管理にかなり気を使います💧
本葉が何枚か出て、しっかりした苗に育ったら、
いよいよハウス内の畝に植え付け(定植)します。
植える深さ
間隔
水のタイミング
ここで無理をさせると、あとあと“根が弱い株”になってしまうので、
苗の様子を見ながら丁寧に植えていきます。
植え付け直後は、
夜温が下がりすぎないように保温
昼間は換気で温度を上げすぎない
風通しも確保しつつ、苗を乾かしすぎない
まるで新生児のお世話のように、
一日中きゅうりのことを気にかけている感じです😂
きゅうり栽培の特徴の一つは、
人の手を入れながら「形づくり」をしていくところです。
きゅうりのツルは、
放っておくとあちこちに伸び、絡まり合ってしまいます。
そこで、
主枝(メインの茎)をひもに沿って誘引
必要に応じて脇芽をかいたり、摘心したり
実をならせる位置や数を調整
などを、ほぼ毎日行っていきます。
「え、毎日?」と思うかもしれませんが、
きゅうりは一日で何センチも伸びることがあるほど成長が早いので、
1〜2日放っておくと、あっという間にジャングルに…🌳😅
この“毎日のひと手間”のおかげで、
風通しがよくなり、病気が出にくくなる
収穫がしやすくなる
株にムリな負担をかけず、長く実をならせることができる
など、良いことだらけです✨
きゅうりの収穫タイミングは、基本的に朝が勝負です。
日中の暑さで実がしなびないうちに
新鮮な状態で出荷準備に回せるように
その日の市場や直売の時間に間に合うように
暗いうちに起きて、
明るくなったらすぐハウスに入り、収穫スタート💨
きゅうりは、たった一日タイミングが遅れるだけで「規格外サイズ」になってしまうほど成長が早い野菜です。
昨日はちょうどいい大きさだったのに…
今日見たら「でかっ!」
なんてことも日常茶飯事😅
だからこそ、
見落としがないように
形・太さ・色を瞬時にチェックしながら
一本一本をハサミで丁寧に切っていきます✂️
収穫が終われば、そのまま出荷…ではありません。
キズや曲がりがないか
太さ・長さが揃っているか
色ツヤがきれいか
などを見ながら、等級・サイズ別に選別していきます。
市場出荷の場合は、
A品(秀品)
B品(良品)
規格外
といった形で分け、決められた箱にきれいに並べて箱詰めします。
この“見た目”の部分も、
私たち農家の腕の見せどころでもあり、売り上げを左右するポイントでもあります💴
少し曲がったきゅうりは、
地元の直売所や加工用(漬物屋さんなど)に回したり、
「家庭用お買い得袋」として販売したり。
真っ直ぐじゃないきゅうりも、
見方を変えれば愛嬌たっぷりで、
「こっちの方が可愛い」と言ってくださるお客様も多いんですよ😉
「きゅうりって水分ばっかりで、栄養ないでしょ?」
そんなイメージを持つ方もいますが、実はそうでもありません。
カリウムが多く、むくみ対策・熱帯夜の体ケアに◎
体の熱をクールダウンしてくれる“涼性”の食材🌬️
カロリーが低く、ダイエット中のおつまみにもぴったり
特に夏場は、
冷やしきゅうり
浅漬け
サラダ
冷やし中華・そうめんの具
など、「水分補給+ミネラル補給」のできるありがたい存在です。
農家として嬉しいのは、
「きゅうりあんまり好きじゃないんだけど、〇〇さんとこのはポリポリ食べられる!」
と言ってもらえる瞬間😊
新鮮なきゅうりは、
切ったときの香り
皮のパリッと感
程よいみずみずしさ
が全然違うので、
ぜひ一度、“採れたて系きゅうり”も味わってみてほしいなと思います✨
最後に、きゅうり農家目線で
美味しいきゅうりの選び方&長持ちさせるコツも少しご紹介します。
皮にハリ・ツヤがあるもの✨
太さが均一で、スリムすぎず、太すぎないもの
トゲ(イボ)がしっかりしているものは新鮮な証拠(痛いくらいが◎)
色が濃いのも良いですが、黒すぎない“緑”がちょうどいいです
きゅうりは冷やしすぎに注意!(10〜13℃くらいが理想)
キッチンペーパーで軽く包み、ビニール袋に入れて野菜室へ
並べて置くより、立てて保存すると日持ちしやすい(本来の生え方に近づけるイメージ🌱)
「カットしたきゅうりは、ラップでぴっちり包んで早めに食べる」
これだけでも、ぬめりや変色をかなり防げます👍
きゅうり農家の一年は、土づくり・育苗・定植・管理・収穫・選別の繰り返し
一本一日で大きくなるほど成長が早く、こまめな見回り・管理が必要💦
形や長さだけでなく、「ハリ・ツヤ・香り」も美味しさのポイント
きゅうりは、夏の体をやさしくクールダウンしてくれる心強い味方✨
あなたが今日手に取る一本のきゅうりも、
どこかのハウスで、誰かが毎朝早くから収穫し、
一本一本手で選んで箱に詰めたものです😊
「きゅうりって、そうやって来ているんだな」と、
ほんの少しだけ思い出してもらえたら、
きゅうり農家としてこれほど嬉しいことはありません🥒💚
